『バッグをザックに持ち替えて』 唯川恵さん
軽井沢に暮らす、作家の唯川恵さん。
愛犬を亡くし、喪失感に苦しむ唯川さんを見かねたご主人のすすめで、浅間山に登ったことから、なんと最終的にはエベレストへ!?
登山体験記録エッセイです。
私は、自他ともに認める超インドア派で…アウトドア、運動、一切ダメなのですが。こうした体験記を読むのは大好きです♪
山に登る前のトレーニング、道具の選び方や高山病との闘い、山ならではのマナーなど…始めて知ることばかり!
そこまでしても登りたい!と突き動かされる山の魅力と、逆に、日本を代表する富士山について「登る山じゃない。眺める山だ」と言わせてしまう、残念な現実…。
プロの登山家ではない、作家、唯川さんならではの正直な言葉で綴られていて、とても新鮮です。
そして、登山仲間でもある、出版社の担当編集者とのやり取りも、面白いっ!
「なぜ、山に登るのか。そこに、山があるからだ」という有名な言葉がありますが…一度山の魅力にとりつかれたら、もはや逃れられないのでしょうか…。
興味はあるけれど、私には出来てハイキングまでだなぁなんて思いつつ💦
お部屋にいながらにして、登山した気分になれる一冊です😊