おひとりさま日和

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『スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン

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スマホ脳』 アンデシュ・ハンセン 久山葉子・訳 新潮新書

 

まさに今、治療の最前線で活躍中の、スウェーデン精神科医が書いた本です。

 

私の家にはテレビとパソコンが無いので(正確には…テレビ→故障中。パソコン→接続がうまくいかず断念💦)ついスマホを見ることが増えてしまい…。

 

お恥ずかしい話し、1日に4〜5時間を費やしていたことも。スマホを見ていて○○が出来なかった…という事態に陥り、どうにかしなくては!と危機感を感じていたので、発売されてすぐ読みました!

 

本に書かれているのは、驚くことばかり。

 

脳の報酬系をコントロールする為、フェイスブックやインスタのいいね!を付けるタイミングが調整されていること…

 

スマホですぐ答えが出ることに慣れてしまい、上達に時間のかかる楽器などを習う人が激減していること…

 

今のスマホなら、人間の思考を奪う、誘導することなんて簡単に出来るんだなぁと恐ろしくなります。

 

私は、いい大人の年齢になってからスマホを使い始めたので、アナログの大切さもわかっているし、今は利用する時間を自主的に規制できていますが(1日1時間以内)

 

本の中で、著者も危惧しているように、脳が未発達の小さな子供達に与える影響は、本当に大丈夫なのか…本当に心配です。

 

スマホは便利ですし、持たないという選択は難しいけれど、ちゃんと一線を引き、自分を乗っ取られないよう注意が必要ですね。

 

自分を含む、現代人に対する警告本だと思えた一冊です!